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デジタル画像の保存と圧縮

Byadmin

8月 24, 2022
デジタル画像の保存と圧縮

コンピュータで扱われるテキストや画像のデータはファイルという形で保存することができる。ファイルは一まとまりのデータの基本単位でもあり、ファイルと単位としてデータの保存、出力、授受などを行える。

・ファイル形式

ファイルの実態には、ある決まった規格に基づいてデータが格納される。その規格をファイル形式、あるいはファイルフォーマットとよぬ。ファイル形式にはヘッダとデータの部分に分かれており、ヘッダには、ファイル形式に応じて画像サイズや後述するデータの圧縮アルゴリズムなどの情報が格納っされる。代表的なファイルフォーマットとしては、画像データではBMP JPEG GIF PNGなどあり、ウェブよう画像としてはJPEG GIF PNGなどを利用する。映像データでは、MPRG AVIなど音声データではWAVE MP3などがある。

ソフトによる制作

ドロー系ソフトでは点と点を結ぶ線とその線で囲まれた領域を塗りつぶすという形式で図形を定義する。ドロー系ソフトで製作したデータはpostscriptと呼ばれる記述言語で処理され、出力装置の解像度に合わせてラスタ化されるので、ジャギーのない滑らかな線による高品位な出力が可能となる。

なお、ドロー系ソフトで保存したデータはそのままではウェブブラウザで表示できない。ベクタ形式の画像をウェブページで利用するためにはラスタ形式として保存し直す必要がある。例えばドロー系ソフトのデータを読み込めるペイント系ソフトでデータを開き、ファイル形式をGIfなどのウェブに適した形式に変更して保存し直すといった方法などがある。

線の描画

線の描画

ベクタ形式の画像製作ではドロー系ソフトによる線の描画が最も基本となる。

・ベジエ曲線の描画

ドロー系ソフトによるベクタ形式の画像の特徴はベジエ曲線を用いた曲線表現位ある。ベジエ曲線は一旦描画した後からでも自在に線を編集できるため微妙な曲線を扱うデザインには最適である。ベジエ曲線を描くには制御点(アンカーポイント)と方向線によって曲線を定義していく。描いた千ことをパスと呼び、パス内の始点と終点、およびその間の制御点によってパスの形が固定される。パスの形は制御点と方向線を移動することによって変更できる。直線や曲線のように始点と終点を持つパスのことをオープンパスという。

・線の編集

直線や曲線は大きさや形、太さや色などを自在に編集できる。
・複数のパスの編集

複数のパスが重なりあっている場合、各パスの重なりの関係を変更できる。パス同士をつなげることを連結と呼び、複数のパスをグループとして一括して扱えるようにすることをグループかという。

図形の描画

イラストや設計図など、複雑な画像を描く場合には図形の描画が基本となる。

・円の描画

円や四角形のように始点と終点を持たないパスをクローズパスという。円はドロー形ソフトに用意されたツールによって描画できる。

・四角形、多角形の描画

四角形や多角形は直線によって描画することもできるが、ドロー形ソフトに用意されたツールで描画することもできる。

・図形の編集

直線と同様、図形も大きさや形、線の太さや色などを自由に編集できる。

・複数のパスの編集

直線と図形、図形と図形など、複数のパスが重なり合っている場合、各パスの重なりの関係を変更できる。また、図形の合成やグループかを行える。

文字のアウトライン化

ウェブページを製作する際、タイトル文字などを製作者がデザインしたままの状態で見てもらうためには文字を画像として製作すると良い。文字を画像にするためにはまずアウトライン化するのが一般的な手順である。アウトライン化とは、アウトラインフォントの輪郭データをベジエ曲線として取り出す操作であり、ドローケいソフトの多くに備わっている。アウトライン化されたデータは通常のパスとして扱えるため、自由に加工できるようになり、デザインの自由度が高くなる。