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調達にもプロマネは積極的に関わろう

Byadmin

10月 10, 2022
調達にもプロマネは積極的に関わろう

プロジェクトマネジメントの中で必要とされる大項目の一つに調達があります。PMBOKでは、外部から物品やサービスを取得するための一連のプロセスと定義され、スタートは提案依頼書までさかのぼる言われています。具体的には、ヒト・モノ・カネと手配や契約行為となるコトといったそれぞれについて必要とするものを抽出し、それぞれのタスクを組み立てたうえで、実行と進められ、その終わりはプロジェクト完了後の返却・廃棄・処分などまでにわたるものとされています。一般的に調達の管理は発注者というのが相場ですが、ややもすると詳細にわたるところまでは不案内ということが予想されるため、プロジェクトマネージャーは、提案の絶好のチャンスととらえ積極的に関わっていくことが望まれます。

Web制作の品質管理は要求を満たすこと

プロジェクトマネジメントで重要項目とされる品質管理。ガイドラインとなるPMBOKでは、これをステークホルダーが当プロジェクトへ期待するものを満足させること、と広く解釈されています。製造メーカーにおける品質管理とは異なり、Web制作などでは何が品質なのか実感されないことも見受けられます。前述の定義に立ち返り発注者が望む要求から最終段階のWebサイト完成に至るまで具体的にされた要望、さらにはステークホルダーからWebサイトユーザーに至る期待などと広くとらえ、それらを満足させることが品質管理ととらえることが大切です。作業をミスった時とるべき改修作業やクレームにたいする対応なども品質管理の一環といえるでしょう。

見積もりは常に見直しを心がける

見積もりは常に見直しを心がける

プロジェクトマネジメントで重要とされるのが見積もり。提案依頼書を受けて出される提案書に含まれる概算見積もりに始まり、受注確定後の詳細見積もりと段階ごとにその内容は具体的なものへと進化させていくもので、詳細見積もりで終わりというものではなく、作業の進捗の合わせて適時検討と見直しが行われていきます。その精度如何が最終的な当プロジェクトの成否を左右する重要事と考えれば当然と言えるのかもしれません。そこで必要となるのがその精度を向上させるポイントとも言うべき抑えるべきこと。それが作成時参考とするインプットとなる項目をいかに正確かつ広く取り込んでいけるかにかかってきます。そのためには常日頃から、どこにそのポイントをあるのかという視点で試行錯誤を繰り返し体得していくことが大切です。

マイルストーンを意識した見積もり作成

プロジェクトマネジメントおいてもよく出てくるマイルストーン。見積もりという観点から、作業開始から契約に至るまでのマイルストーンを検証してみましょう。発注者からの提案依頼書提示に始まり、見積もり作成に向けたオリエンテーションや提案者側へのヒアリング、制作者側で実施される会議などが挙がってくるでしょう。このような手順が踏まれて初めて具体的な作成へと取り掛かれます。一応のまとまりと判断された時点でレビューされ必要に応じ手直しされ、提案書がまとめられプレゼンテーションにて提出。その後両者のすり合わせ、内示と契約書作成を経てようやく契約となります。このような通常考えられるマイルストーンを意識しつつ見積もりの中身の精度を高めていく必要があります。見積もりの不備に気づくのが遅くなるほどその影響度も大きくなると考え、常日頃見積もり作成スキル向上に努めていくことが大切です。